ShimoMeguro Diary
日常の雑事を忘れて集中するわずかな時間。1つの形にまとまったとき、達成感と爽快感が広がりニッコリしてしまいます。ココは「いけばな」下目黒教室のお稽古の記録です。
2006-09-28
2006-09-23
9月のお稽古 その2
秋晴れの午後、だいぶ落ち着いてお稽古が出来た気がします。
芸術の秋、学問の秋、、、そして食欲の秋、到来です~
今日の花材は、石化ヤナギ、スプレーマム、ダイアンサス。
石化した部分をどう面白く使うか、最初に枝とにらめっこして考えて、考えて、考えて、、、一番カッコいいところを自然と主体にしてましたね、Eさん。
前方への傾斜も奥行きも、3本の枝できちんと構成されました。
微妙に位置の修正もできるようになって、花留めも慣れてきた証拠ですね。
盛花も同じ材料で。
枝もお花も基本花型の配置をきっちり再現されて、今日はまるでお手本のように出来上がりました。
スプレーマムの小葉など細部まで行き届いた処理や、石化ヤナギの曲線の行方など、すべての花材の配分をよく考えてから始めるKさんの姿勢は見習いたいです。
また石化の枝を使って、自由花・格花ともいろいろ楽しみたいですね。
休日出勤だったOさん、お疲れさまでした。
2006-09-14
9月のお稽古 その1
盛花にボクをあしらって生けてみたのは、Kさん。
なるべく軽く見せること、花材と一体化するように、と初めての試みにいろいろ注文をつけてしまって、、、スミマセン。
ヒオウギの実、ケイトウの赤い花の高さをはっきり違えたのが潔い印象でした。赤みがかったワレモコウは洋花に添えてもよさそうでしたよね。
重い実のついたヒオウギをうまく留めて、思い切って広がり気味に生けたのはEさん。
割り箸や爪楊枝も活用して、徐々に花留めの方法に慣れてきましたよね。角度や長さを緻密に考えて細工している様子には感心させられます。
Oさんには今回も引き続き石化した枝で格花に取り組んでもらいました。
ヤナギはつるつるして、おまけに石化は固くて折れやすいところを、苦労して外へ流す花型におさめましたね。
曲線の生かし方でダイナミックな作品になる面白さを楽しんでいただけたでしょうか。
2006-09-02
彩花展@池袋東武
今年も彩花展(2次)に出品させていただきました。
生け込みの金曜はあいにく雨でしたが、先生のご協力のもとに無事運搬完了。
18時半から作業スタート。
会場の席割りがゆったりしていてスペースも十分あり、諸流派の先生方もお馴染みの顔ぶれが多いです。
目黒区の先生方と4人並びの低い花席に。
花材準備は前夜から始めました。
花屋さんに仕入れのある金曜日、時間ギリギリまで駆け回ったら好きなものテンコ盛りになってしまいました。
今回のメインは深紅のダリア。
石化ヤナギ、ソケイ、ジンジャーは左から右への流れるように。
ピンクのモカラ、クルクマ・ミニ、スターチス、利休草など。
欲張りな多種生けですが、45cmの低い位置なのでコンポートにボクを配して一層床面に馴染ませたつもりです。
雑誌「家庭画報」の表紙の華やかさを目指したのですが、まだまだ修行、、、
土日でもあり、会場はとても盛況でした。
お茶席目当てのお客様にも足をとめて見入っていただけた様子。
台席の大きな作品には毎年のことながら目を見張りますが、花器・花台づくりから手懸けたという渾身の作もあり、先生方の熱心な姿勢には恐れ入ります。
数年前から優秀作品に賞が出ることになって、この花展も今後なお一層盛り上がって長く続いていくといいと思います。