5月のお稽古 その1
花材が豊富にある季節。
花屋さんに注文するときも、何があるか尋ねるが楽しみです。
自由花で、Kさんは黒い足つきの花器に剣山を入れて、まずはビオウヤナギ(美央柳、未央柳とも)の大きな曲線を生かして生けてみました。
大きな葉、小さな葉がわりとバラバラとついている枝なので、その整理もしています。
スカシユリとブバリアを右に寄せて生けましたが、これでユリが開くとグッと華やかになりそうです。
投入でEさんにはガラス器に初めてトライしていただきました。
つるつる滑ってしまううえ、いつもの花留め(うずまき、わりばし、他)もいろいろ入れられないので、枝や茎の切り口を独自に工夫して留めてくださっています。
4本を前後に対立するように入れたバイカウツギの白い花はとても初夏らしい枝で、黄色のスプレーマムと赤のアザミもよく映えています。
アザミは水揚げが悪いように見えましたので、水切りや深水などの注意が必要そうです。
格花のOさんは、季節もののカキツバタを。
剣山を縦長に置き、規定の長さで3つのパートに分けて葉組みしたものを差していきます。
この葉組みがなかなか時間のかかる作業で、きれいに仕上がるかどうかは長さを正確に測れているかがポイントだったりします。
花も葉もスッキリと伸びた姿がすがすがしい生け方です。
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