2006-12-30

2006年 お稽古納め

お正月を迎えるためのお花を 、例年のようにお稽古納めの今日皆さんと生けました。

Kさんは盛り花で、大王松、テッポウユリ、千両。
2方向に分けた松がダイナミックに広がって主役でもあり背景にもなっています。テッポウユリと千両も何度も位置を直して仕上げました。今年最後の作品もKさんらしいモダンな感覚が生きていて素敵です。






Eさんも大王松を中心に、千両、白梅、葉ボタン、金柳、と盛りだくさんの材料で大きく生けていました。
金柳が上から華やかに高さを見せて、松葉の広がる部分に重なり豪華な印象です。右側は対称的にすっきりした空間に白梅の枝と葉ボタン。大きな空間の中で2つの対称的な場面があるのは趣きのある構成の作品になりますね。


大王松がかなり重さがあるので、お宅に戻られてからも少しの振動で倒れないように土台をしっかりと。新しい年の始まりを祝うお正月飾りとして、また今年1年のお稽古の成果として、是非ご家族とお楽しみ下さい。



Oさんは今回もお正月花として万年青を生けました。
実も大きくて立派なものが入り、葉も青々としたところをきれいに見せています。いつもの型と違うので位置や角度を決めるのが難しかったでしょうか。でも写真で見ても実物もきれいに仕上がっていました。




2006年も残りわずかとなりました。ちょうどここに写真をアップロードするようになって丸1年です。以前の回の写真を振り返ってみると、1回ごとに着実にお花や枝を自分のものとして扱えるようになってきているのを感じられます。来年もまたそうやって1歩ずつ進んでいきましょう。4月の区展も楽しみですね。
次回は1月27日にお会いしましょう。