2007-02-25

2月のお稽古 その2

毎年恒例の区の花展が昨年から4月開催になったので、この時期はその準備としてのお稽古が定着しそうです。

今回、Oさんはイブキの枝を注文して、本番用の花材料として試してみました。
よ~しっ、これに決めましょう!

何といっても先が細くすらりと伸びて、姿がいい。
おまけに溜めても戻りが少ない(Oさん談)。

写真で見るように、長く下へ伸びる線や上に向かう線、いずれも素直にこういう曲線になってくれそうで、少し安心しました。(上に向かう線は、次回もう少し短くしましょうかね)

添えるお花のほうは、今回はアイリス。
小玉ネギのような球根がついたまま届いたので、ちょっとビックリ。
アイリスって、こんなふうに自生してるのですね。

もう少し明るい色あいのお花を添えて、花展では華やかにしましょうかね。
※F先生が、本番用に器を貸してくださいました。ありがとうございます。

さて、投入にはお節句のお花が今回も届きました。

Eさんは、桃の花がたくさん咲きそうな枝を大きく広げて生けてくださっています。
濃いピンク色のつぼみが膨らんでいる様子は、本当に春らしく嬉しい光景ですね。
お稽古が終わる頃には、1つ2つ開いてきて、さらに嬉しくなりました~

菜の花に、さらに薄紫のスイートピーもあったので、大きく広げた枝の間に何本も入れて華やかに。葉ものがないかわりに、明るい色ばかり3色でとても賑やかに出来上がりました。
花展で使う花材、あれこれ考えてみてくださいね。
※予定している青い長い器、今日貸していただきました。
お休みされたKさん、先日は雨の中のマラソン、おつかれさまでした!
器のお話、特にしていませんでしたが、面白そうな変形のものをお借りしてきましたよ~

2007-02-19

子どものいけばな

今年も区の主催する小学生向けのいけなば教室が開催されています。
毎回ご指導にあたる先生が変わるそうで、たまたま今月の回にお手伝いに行くことになりました。



今回の出席は19名。

桃の花と菜の花を材料に、テーマは「女の子の伸びやかな成長を願って、お節句のお花を生ける」。


子どもの小さな手で切るには少々太めの枝でしたが、中には思い切り自分で切っていた子も。
ポロポロと落ちてしまう桃のつぼみを広い集めていた子もいたし、気になるポイントもそれぞれ違うようで、今回もとても楽しませていただきました。

一面の菜の花畑に咲く満開の桃のお話が印象的だったのか、ほとんどの子が先生のそのお話を今日のレポートに書いていました。

お雛様のお話やお節句の由来といった、お花を飾ることにまつわる事柄にも興味を持ってもらえると、一層嬉しい気がします。
同じ花材で、我が家にもお節句のお花を飾ってみました。

講習会

今年の講習会。
現代花の研究の巻として、ハランの葉ばかり11枚で生けてみました。


ステイプラーやテープで留めたり、切り込んだり丸めたり、本当に「造形」の時間でした(冷や汗ものです、、)。
夢中だったので周囲の方がどんなふうに仕上げているのか、全然見られず残念。

最後に写真を撮っていただく際かろうじて見ましたが、途中の手順を拝見するのが実は貴重だったりするわけで。
さて、この出来上がりは、Oさんの。

ノビノビした大きな姿に。









対照的にクチュ~っとまとめた私の完成形。






ハランは日持ちがいいし軽いし、とても扱いやすいので、これから上手く活用できそうです。

2月のお稽古

慌しい毎日ですが、2月もお稽古が2回。
4月上旬には区の花展があるし、しっかり準備の時期ですもんね。

Oさんは、その花展に向けて二重の器で頑張って何度も練習しています。

菜の花は茎が太く、たった3本でも形をまとめやすかったようです。
いつも地味な枝でのお稽古と一転、レンギョウのような花の木は見栄えもして楽しいですね。

Eさんは、レンギョウの直線とそれ以外の枝をうまく組み合わせて、
手前に見せ場をつくりました。
投入では固定するのに苦労しますが、角度はつけやすいので今回のように華やかな枝を見せたいときにいいかもしれません。
ほんの少し器を回して、正面から見た際に平らに見えないようにするのがポイントでしたね!
ボリュームのあるストックも入って春らしく明るい感じに仕上がりました。

Kさんは、レンギョウの枝と器のバランスを最後まで気にして何度も何度もやり直しを試みていました。

器が大きかったからかもしれませんよね。
花の咲いた枝を高く使うには、ストックの高低差をハッキリつけたのがとても効果的だったと思います。
その辺りを発展させて花展用の趣向を考えましょうか。
※写真のアップロードが大幅に遅くなりました。みなさん、ごめんなさい。