2006-01-29

1月のお稽古













寒いこの時期、春の花を見つけてしまうと、どうにも使わずにいられなくなります。今週はユキヤナギ。白い細かい花が、他のどんな花材も一段と引き立ててくれるので、この季節では一番好きかも。

ほぼ同じ材料で、水盤の盛花はKさん、カップ型の花器にはEさんに生けてもらいました。
3色のストックがリズミカルで効果的。他にアンスリウム、モンステラなど。

1月のお花、その2

お正月に限らず、お祝いの席に昔から飾られてきたという「万年青」(おもと)。
材料には、縁の白いのが特徴の都城という種類のものを使い、13枚の葉と2房の赤い実を。
実囲い、風囲い、霜囲い、と寒い冬に耐える日本の暮らしを写し描いたような伝統的な姿です。
(写真は、YOさんが2005年12月30日に)

1月のお花、その1

今年のお正月は、華やかにピンクのユリでアレンジを。
じつは土台はクリスマスで作ったものを流用。よく見るとヒバやヤツデの葉がありますが、若松と千両ですっかり新年飾りにチェンジ。


2006-01-27

2005年を振り返る

書き始めは、2005年の作品紹介から。

盛夏:
●ノバラとライム

(器 アクリルボックス、30×30cm)

陶磁器の重量感を排除し、さらに夏に水のない状態で植物を存在させる、
軽さの追求、その挑戦。






初秋:
●赤
・・・アンスリウム、ユーカリ、アカヅル、ケイトウ、ユキナヤギ(器 白色陶器、高さ30cm)

陶器の存在感を消すため、表面にくぼみのある程度のシンプルな器に。
花材の色合いの微妙なグラデーションと質感の違いで、「赤」単色を層にして。






初冬:
●主役を際立たせる
・・・アマランサス、ユキヤナギ、ドラセナ、シャクヤク、サラシミツマタ、サラシダイズ、カランコエ(鉢)
(器 円柱状ガラス器、 台 アクリルボックス)

1m以上も長く垂れるアマランサスが最大限にハッキリと表現する。
上から下へ、流れるように続く線を遮らないよう、器も台も透明にして。