2006-07-23

7月のお稽古 その2

盛夏のお稽古ということで、今回は浮き花を生けてみました。
ま ずOさんは、先日求めたばかりの長方形の花器の長さを活用して、長いアイビーを大きな曲線に見せて。水にくぐらせた葉と対称的な表現が生きました。デル フィニウム(ベラドンナ)が水面に馴染んでいるのとガーベラがはっきり存在感を主張しているのも、コントラストがついて効果的でした。






盛花用の水盤にEさんは広々と水面を見せて生けました。デルフィニウムとガーベラで少し高さを出して、単調な平面にせずいろいろな角度から見て楽しめます。
真夏らしい涼しげな形ですし、もっと大きな水盤で浮き花を広々生けてみたくなりましたよね。





同じ材料なので、丸い器でお稽古後に居間の隅に生けました。ぐるりとアイビーを器の外に出したのは、もはや浮き花とは言わないかも、、、
これだけの花材でも空間の生かし方次第では大き目の水盤でも十分に作品にできてしまうのが、いけばなに集約された知恵ですね。