2006-04-09

4月、区花展


4月に入ってソワソワしてたのは、8、9日に花展を控えていたせい、、、

初めて参加したKさんは、練習通りに雲竜ヤナギの線を再現でき流れのある作品が仕上がりました。
あえて固めて配置したスナップがコントラストを強めバランスが取れています。
(スナップドラゴン、マーガレット、ヒペリカム、雲竜ヤナギ)






初めて格花で出品のOさんは、今回の準備でとっても頑張りました。
その甲斐あってきれいな仕上がりの通用内流しが完成。
(家元先生のご指導は、やはり凄く心強かったです)
カラーの色が明るさを添え、春らしくバランスの整った格花になっています。

(ヒバ、カラー、ナルコラン)







Eさんも、何度も練習を重ねた長い台足つき花器で盛花。
目に飛び込む大きなガーベラがバランスよく3輪入り、またコデマリのリズムのある配置も楽しい作品づくりにつながりました。
きっとお部屋に飾ってもパッと明るく気分を盛り上げてくれそうです。
色合いの点でも今後の参考になりそうな作品。

(コデマリ、ガーベラ、デルフィニウム、サンダーソニア、レモンリーフ)




さて、私は雲竜ヤナギの凸凹な幹を強調し、また枝先の暴れ具合を強調したこんな生け方をしてみました。
大きな枝が届いたので、ヤナギ主役、グロリオサが影になるよう差したために「ポイントがない、全体に同じトーン」とご指摘を受けました。確かに、、、
こんな感じのワントーン、同系色の取り合せが多いのも事実。今年こそ脱マンネリです。

そして毎回のことですが花器はどうしてもシンプルなものを選んでしまいます。
これは最初に買った投入用でしたが結構思い入れがあり大好きな器。

(雲竜ヤナギ、コデマリ、グロリオサ、ナルコラン、金色ヤナギ)

他流派、社中も自由花の出品の多いなか、立花や格花の凛とした作品が目を惹きました。目の肥えた先輩の先生方にも古典的で完成度の高い作品の受けがよいようです。
今まで苦手で敬遠していたけれど、そろそろ真面目に格花に挑戦しようかなと思った花展でした。